10/23,24にて、神奈川県後援の国際me-byoフェスが無事に開催されました。
今年もJAA日本アーティスト協会はキャスティングで関わっており、2日間に渡って運営に携わらせていただきました。
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、神奈川県内・宿泊者限定の規模縮小での開催となりましたが、2日間とも天候に恵まれ宿泊者一人一人にキャンプやアクティビティなどを存分にお楽しみいただくことができました。
今回日本アーティスト協会にてキャスティングさせていただいたのは、以下の3組です。
この投稿では、3組それぞれの出演者様の開催の様子をレポートさせていただきました。
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・エリック・ジェイコブセン(英語で歌を覚えちゃおう)
・Myu2.(大きな板にみんなでお絵かきしちゃおう!)
・野田春希(みんなで体験!
世界の珍しい打楽器!)
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まずは毎年大人気、エリックさんの英語の歌のステージ。
リハーサル中のエリックさんの歌声が聴こえ始めた瞬間から、すでに親子でステージ前に集まるお客様が数多くいらっしゃいました。
恒例のABCソングから始まり、ハロウィンにちなんだ楽曲や、焼きそばや味噌汁をテーマにした一風変わった楽曲など、世代を超えて楽しめる内容で会場を魅了していました。
一曲一曲に子どもたちが参加できる仕掛けがあり、身体を使って思いっきり踊ったり、声に出して歌ったり、まさに観客参加型のステージです。
屋外イベントという環境と、エリックさんの子どもたちと一瞬で打ち解ける人柄で、コロナ禍で私たちが忘れかけていた「全身で表現し、遊ぶ」喜びを、参加者だけでなくスタッフも思い出した日となりました。
ステージから降りてきたエリックさんは
「最高だよ!やっぱり屋外でみんなと遊ぶのは最高だ!ずっとこれを待っていた、本当に楽しかった!」
と笑顔で話されていました。
コロナ禍を超えて、またこうして子どもたちと歌えることに、エリックさん自身からも感無量の言葉が溢れていました。
今年も帰りにエリックさんの車が出る瞬間まで、近くにいた参加者の方から「今年も来てくれてありがとう!」と熱いエールが。
親子2世代に渡って愛され続けるエリックさんは、笑顔を生み出す太陽のような存在でした。
そして、こちらも毎年恒例のMyu.2さんの参加型ライブペイント。
子どもたちがキャンバスに自由に描いた絵をベースに、最後はMyu.2さんが毎年のテーマに沿って一枚の大きな作品を仕上げる、1日がかりで楽しめるコーナーになりました。
規模縮小に伴い子どもたちの数も昨年より減っているのですが、その事実を忘れるほどに参加した子どもたち一人一人が、真っ白で巨大なキャンバス一杯にダイナミックに彩り豊かな絵を描いていました。
夕暮れ時になってMyu.2さんの仕上げが始まると、今年はどんな絵が完成するのかとキャンバスの周りに人だかりができ始めました。
今年の作品テーマは「埴輪と弥生の暮らしの風景」。
子どもたち一人一人の描いた絵に寄り添うように、可愛らしいハニワが現れ、弥生時代を彷彿とさせる建物や囲いも出現し、一つの大きな作品となりました。
近くで見ると子どもたちの絵が隅々まで見えて、逆に遠くから見ればMyu.2さんの圧倒的な作品の全体像が楽しめる、鑑賞する距離によってその姿を変える作品が完成しました。
仕上げ中のMyu.2さんは、
「子どもたちの描いた絵をできる限り残して、それらを活かしたいんです。子どもたちがどこに何を描くかを見ながら、仕上げの最終的な構成を考え続けています」
そう話されていました。
子どもたちが描いている間も一人一人と会話し、一緒に作品を創る喜びを共有するMyu.2さん。
Myu.2さんの絵が完成した翌日も、沢山の方が作品の前で記念写真を撮ったり、子どもたちが自分の描いた絵を家族に見せている光景がそこにはありました。
最後は、今年初の参加となる野田さん率いるパーカッションのワークショップ。
普段は中々触る機会のない、ハンドベルやシンバル、マーチングドラムにパーカッションなど、15種類以上の打楽器が青空の下にずらりと並んでいました。
野田さんやその仲間たちが軽快なセッションを始めると、不思議な打楽器の音色とリズムを聴いた家族連れの方々が、会場各地から一瞬で集まってきました。
普段は触れない楽器を、普段は出せない音量で、思いきり叩いて遊べる貴重な機会。
子どもたちが目を輝かせながら楽器の演奏に挑戦する横で、お父さんやお母さんなど大人の方々も一緒に楽器を楽しんでいる光景が印象的でした。
色々な楽器を触っていると、子どもたちそれぞれにお気に入りの楽器が決まってきます。
すると野田さんが「みんなでセッションしてみようか!」と声をかけて、鉄琴を使ってメロディを演奏しはじめました。
野田さんの奏でるメロディに乗せて大人も子どもも一緒に楽器を演奏し、打楽器のセッションを通して参加者の家族同士が親睦を深め、その後は別のワークショップにも一緒に足を運んでいました。
子どもたちと同じ目線で遊ぶように楽器を教える野田さんは、
「ピアノのようなメロディを奏でる楽器は難しい印象があるけれど、リズムを奏でる打楽器なら打てば子どもたちでもすぐに音が出せる。大人も子どもも誰もが本能的に奏でて通じ合える、セッションの喜びを伝えたい」
そう話されていました。
今回、23,24日と2日間に渡りワークショップを開催して下さった野田さんとその仲間たち。
周りの別のブースの演奏者の方々とコラボしたり、時にはハイレベルな演奏を披露して会場を沸かせたりと、打楽器を通して沢山の笑顔を創り出していました。
三者三様に会場を魅了した、今年のステージ・アクティビティ。
コロナ禍でありながらもアーティストが活躍できる素晴らしい機会を今年もご提供いただいた、BIOTOPIAをはじめ関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
まだまだ厳しい社会情勢が続きますが、一刻も早い感染の収束を願うとともに、これからも日本アーティスト協会は「今アーティストに何ができるのか?」を追求し続け、芸術や表現による問題解決・社会貢献に尽力いたします。
改めまして、今年も国際me-byoフェスにご来場いただき、誠にありがとうございました!
イベントHP
過去のJAAキャスティング
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2019
2020